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最近、チーフが辞めて、医院の雰囲気が変わってしまった。これまではそのチーフのおかげで先輩後輩、院長と新人の間にも、風通しの良い関係性ができていた。それまではそこまで重要と感じていなかったのだが、チーフがいなくなって改めてその重要性を感じている。しかし今からチーフが戻ってくることもないので、どうして良いのか悩んでいる。
どうしたらいいでしょうか?
歯科医院の場合、どんなに良いチーフがいてくれたとしても、あと何年いてくれるか分かりません。
結婚、妊娠、出産。
様々な理由で残念ではありますが、退職してしまいます。これは歯科医院の宿命であり、歯科医院経営をしている以上、避けては通れない道です。
であれば、一体どうすればいいのか。その解決方法は、常に「今はチーフがいるから大丈夫」ではなく、次期チーフを育成していくことが大事なのです。
しかし、次期チーフが誰が良いかというのは明確に分かることもありますが、分からないこともあります。
また、「この子が次期チーフにふさわしいな」と思っていた子がいきなり妊娠したなんてケースもザラにあります。
ということは次期チーフになれそうな中堅スタッフを1人といわず、2・3人、常時、育成していくことが非常に重要なのです。
中堅スタッフが育成されてないとチーフが何らかの理由で辞めてしまったときに、チーフとしての準備が整ってない年齢と勤続年数が一番上のスタッフがチーフに自動的になってしまい、何の教育も受けないまま、チーフをすることになるのです。
それでは、上手く行かなくて、ある意味、当たり前です。
ギャンブルをしてるからです。
チーフが医院に与える影響というのは院長が思っているよりも100倍以上、大きく、その影響は長期間に及びます。
時期チーフとなる中堅スタッフの育成に力を入れるようにしましょう。
と言っても、それを診療に集中しいている院長先生がやるのは難しいです。
なので、歯科医院地域一番実践会が中堅スタッフを育成する「スーパースタッフ育成塾」を開催しています。
次回の開催は2015年となりますが、是非、中堅スタッフを早めに育成されることをオススメします。
いなくなってから慌てて考えても、時すでに遅しとなってしまいます。将来のチーフ候補である、スーパースタッフが医院に何人居ても困ることはありません。今から計画的にスタッフを育成し、何人ものチーフ候補を育てておきましょう。