医院継承したが、どうしたらいいか?

医院継承したが、どうしたらいいか? 相談事例集

この相談事例は約 5 分で読めます

相談内容

>1.純新患者を増やしたい
> 父の頃からの患者が多いため純新患者を増やし基盤を強固なものにしたい
> 2.自費単価を増やしたい
> 現在
> 3割患者ー1350円から1800円
> 1割患者ー500円
> でレーザーや殺菌水の治療をしております
> 時にパーフェクトペリオ定期管理の方は8000円貰ったりインプラントメンテで15000円貰ったりしていますが基本人を見てこの人なら1300円この方は1800円貰えるのではないかと言う貰い方で行っております
>
>
> 3.物品販売をインターネットや代引きなどを使い来院されたことのない患者を相手にしたい
> ホワイトニング剤、医院専売商品、パーフェクトペリオ
>
> 4.上記の事を他のコンサル会社に相談したところ4/29日に会うことになったのですがどうも信用出来なくて相談に至りました

岩渕の回答

>1.純新患者を増やしたい
> 父の頃からの患者が多いため純新患者を増やし基盤を強固なものにしたい

医院の概要をうかがうと、お父様の代からの新患数は大した数ではありません。建物があまりにもインパクトが強く、医院が2Fにあるため、地域の中で認知度が低いか、あまり良い認知をされてないかもしれません。

今後も、医院を拡大させて行こうとお考えであれば、近隣に移転を考えられたほうが良いかもしれません。

これは先生の医院に限らず、多くの継承のケースで当てはまります。
お父様の代からの歯科医院なので、地域の中で高い認知度があると本人は思ってるけど、実際には、年齢層の高い人しか知らず、若い世代には全然、認知されてない。

もしくは、「あそこは古くからある歯科医院」「おじいちゃん先生」というイメージが定着してしまっている。

そういう状態でいくら、息子さんが継承して一生懸命、やっても、なかなか、その固定したイメージを崩すことができずに一生、もがき苦しむことになる。

こういうケースが多いのです。
それであれば、そうなる前に、いっそのこと近隣に移転してしまったほうが良いことが多いです。

確かに、そこにはお金がかかりますが、本当に自分がやりたい医院を作るためにはリスクはつき物ですし、継承をしない全ての先生がそうやって、自分の医院を造っていることを考えれば、普通のことではないでしょうか。

> 2.自費単価を増やしたい
> 現在
> 3割患者ー1350円から1800円
> 1割患者ー500円
> でレーザーや殺菌水の治療をしております
> 時にパーフェクトペリオ定期管理の方は8000円貰ったりインプラントメンテで
>15000円貰ったりしていますが基本、人を見てこの人なら1300円この方は
>1800円貰えるのではないかと言う貰い方で行っております

これは止めた方がいいかと思います。
しっかりと金額を明記するべきと思います。

当初、試行錯誤的にやるのであればいいですが、金額設定を明確に行った方が要らぬ不信感をもたれなくていいかと思います。

> 3.物品販売をインターネットや代引きなどを使い来院されたことのない
>患者を相手にしたい
> ホワイトニング剤、医院専売商品、パーフェクトペリオ

可能性はゼロではありませんが、成功する可能性は非常に低いと思います。
自分の医院で新患数を増やし、患者数を増やし、自費患者を増やしたほうが何倍も成果が出やすいと思います。

> 4.上記の事を他のコンサル会社に相談したところ4/29日に会うことに
>なったのですがどうも信用出来なくて相談に至りました

今の医院の現状ではどこの会社にかかわらず、コンサルを受けるよりも、医院の経営的な基礎体力をつける時期だと思います。

もう少し、医業収入が上がり、基盤ができてから、コンサルを検討されることをお勧めします。

以上です。
継承は実は、新規開業よりも難しいケースが多いです。
しかし、継承する側に、そういう意識が低いことが多いので問題が起きます。

これから、そういう意識を持って、素晴らしい継承をして行きましょう!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー