色々、取り組んでるのになぜ、新人スタッフがすぐ辞めるのか?

色々、取り組んでるのになぜ、新人スタッフがすぐ辞めるのか? 労務・人事評価・採用

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相談内容

> いつもセミナーでお世話になりありがとうございます。
> さっそくですが、岩淵さん助けてください。教えてください。どうしたらいいのか
> わかりません。
>
>  わたしは、52才で開業20年目で、バリバリ静脈鎮静からインプラントまで
> こなす口外あがりの、ドクターです。
>
> チームワークを重要視し、スタッフを御社のセミナーに行かせ、代診、TC、
> 幹部候補生等行かしていただき、まあまあここまで来させ
> ていただきました。
>
>  私の医院は、ショッピングセンターの中にあり、衛生士学校の実習先で、
> チェアーは、4台ですが、1日の来院患者は、70~80名、
> レセ枚は800ぐらいです。
>
> ドクターは、代診1人で衛生士は5名助手1人受付1人になりま
> した。4月末までは、新卒の衛生士一人と約4か月勤務した経験者の
> 助手が、もう1人いたんですが・・・・・
>
> 岩淵さんなら、お解かりだとおもいますが、
> 超忙しい医院で、地域でもそこそこトップの医院です。
>
> しかし、次から次へと採用してもやめます。
>
> とても、明るい活発な医院で、毎朝ミーテイング年4回ぐらいの全体
> ミーテイング、年4回ぐらいの幹部ミーテイング、年1回全員発表する
> 院内学会、年1回の海外旅行、年3回ぐらいの食事会
> ボーナスも4カ月、当然昼休みの残業手当も
> だしていますし、週休2日、どれおとても
> そこそこと思う医院だと思います。
>
> しかし、くそ忙しいためか、なかなか新卒や助手が定着しません。
> マニュアルもつくってますし、みんなもっしかり新人を指導していますし、
> 衛生士長や、主任(10年、8年勤務)との、指導交換日記もしていました。
>
> なのに、どうして次がら次へとやめるんですか?
> ぼくも、傷心していますし、スタッフも教えても、どうせすぐやめるかもって
> いう感じになっています。
>
> そこで、わたしが考えたのは、
> 1)衛生士や、経験のある助手でなく、
> とりあえず、辞めない子の採用を考え、
> 患者の消毒、滅菌、石膏流し、だけ用に採用して
> 行けそうなら、徐々に教える。
>
> 2)ぼくも、少し疲れてきたので、予約と
> 診療時間を短くし、患者数を減らす。
>
> 3)御社に僕の医院を診断してもらい、どう
> したらいいのか、教えてもらう。
>
>
> 以上です。お忙しいとおもいますが、
> 回答をお待ちしています。
>
> ちなみに毎年新人研修でお世話になってい
> ますが今年は、その前にみんな辞められました。
> 最近のゆとり世代は、こんなもんですかね?
>
> いま、いるスタッフがまた、明日からさらに
> 忙しくなるため、申し訳なくて、・・・
> 早速、ハローワークに求人を出してみます。
>
>      長々と失礼しました。では、

岩渕の回答

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ここまで、色々な取り組みをしているにもかかわらず、新人スタッフがなかなか、定着しないとのこと、本当に残念ですね。

医院の数値を拝見すると、ユニット4台で1日70-80人の来院患者数、
それに対してスタッフが代診1人で衛生士は5名、助手1人、受付1人というのは
かなりハードだと思います。

交代で休みを取ってると思いますので、実質的には1日のスタッフ数はもっと少ないはずです。そうなると、新人スタッフが戦力になるまでに与えられる時間が短いのかもしれません。

先ずは、以下のような取組みをされてみることをオススメします。

1.クリンアップスタッフを採用する
洗い物、片付け、滅菌だけをやってもらうパートスタッフを採用されるといいと思います。このクリンアップスタッフは常にいる必要はなく、午前の診療終了前、午後の診療終了前の数時間いてもらえばいいかと思います。

また、可能であれば、クリンアップスタッフに掃除もしてもらえると良いかもしれません。そうすることで、スタッフの負担を減らし、帰る時間を早くしていかれるといいと思います。

クリンアップスタッフはあくまでパートスタッフですので常勤スタッフのような取組みはさせずに業務だけに集中してもらうのがよろしいかと思います。

2.新人スタッフを教える時間を取る
現時点でも、しっかり新人スタッフの指導をしているんだと思います。
しかし、それがもしかしたら、お昼休みや診療終業後にしているかもしれませんし、診療中のちょっとした時間でやっているかもしれません。

本来、やる気があればそれで問題ないのですが、ゆとり世代のスタッフが残ってもらうためには診療中にしっかりと教えてあげる時間を取ったほうが良いかもしれません。

そのためには、多少、アポイントの調整が必要になるかもしれません。

3.採用を強化する

経験者の助手は当たり外れが大きいです。
良い人はとても良いですが、前の職場が楽な職場だと先生の医院には合わないと思います。

大変でも、大学の新卒で採用できるといいですね。
現在、雇用環境が改善し、求人が多くなってるので採用が難しくなっていますが、採用活動に力を入れることは非常に重要です。

新卒DHに関しては、実習生から採用できれば、今回のような事態も避けられたかもしれません。もしかしたら、実習生だったのかもしれませんが。

弊社に相談されるのも1つの方法ですが、先ずは、上記を検討されてみてはいかがでしょうか?

最近のゆとり世代は
・帰る時間が遅い
・仕事が大変
だとすぐに辞めてしまう傾向があります。

残念ですが、これらを改善していくことと、採用を強化して、よりやる気がある人を採用できるようにすることが重要かと思います。

大変だと思いますが、頑張って行きましょう!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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