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当院では患者さんが歯科衛生士学校に毎年、入学し、歯科衛生士になる学生が毎年5名以上います。
良い就職先を探す方法を教えてください。
具体的に、どのようにアドバイスをすべきでしょうか。
学生が就職先を探すことの重要性を分かっていない。
有料の業者に任せて、自分で探そうとしない。
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先ず、そのように患者さんが衛生士になる流れが確立されてることが本当に凄いです。
日本中の歯科医院の院長が羨むような相談内容で素晴らしいですね。
「良い就職先」といった場合、その定義をする必要があります。
私の考えでは、単に条件が良い就職先は良い就職先とは考えません。
それだったら、おじいちゃん先生の医院で1日患者数10人前後のらくらく、ひまひまな医院が良い就職先となってしまうからです。しかも、終わるのも早い!
もちろん、何を良い就職先と捉えるかは人によって違っていいと思います。
しかし、私の中で外せないのは「歯科衛生士として成長できる医院」であることです。
じゃあ、それはどのような医院か?
それは・・・
・予防と衛生士業務に力を入れている医院
・スタッフの人間関係が良い医院
・しっかり教えてくれる医院
・院長の人柄が良い医院
・労務関係がしっかりしている医院
ではないかと思います。
じゃあ、それを衛生士学校の学生という立場で、どのようにして見極めていけばいいのでしょうか?
これは、就職希望者から見られるかもしれないポイントなので、医院としてもしっかり整備しておいたほうが良いかと思います。
・予防と衛生士業務に力を入れている医院
⇒患者さんが担当制になっている
⇒予防の個室がある
⇒衛生士専用のチェアがある
⇒衛生士のアポイント枠がある
などをチェックして、2つ以上は満たされていればいいかと思います
・スタッフの人間関係が良い医院
⇒5年以上勤めている衛生士が2人以上いる
⇒院内旅行に行っている
⇒年3回以上は全体で飲み会をしている
などをチェックして、2つ以上は満たされてればいいかと思います
・しっかり教えてくれる医院
⇒業務マニュアルがある
⇒教育カリキュラムがある
⇒歯周病学会 認定衛生士がいる
⇒先輩衛生士は年2回以上、外部のセミナーに参加している
⇒フリーランスの衛生士が月1回来て、指導していくれる
などをチェックし、2つ以上は満たされてればいいかと思います
・院長の人柄が良い
⇒患者さんと話してる時に笑顔がある
⇒診療中にスタッフと話してる時に笑顔がある
⇒「これから先生はどんな医院を目指してますか?」という難しい質問にすぐに分かりやすく笑顔で答えてくれる
⇒結婚・出産を経て復帰しているスタッフが2人以上、今、パートでもいいので働いている
などをチェックし、2つ以上は満たされてればいいかと思います。
・労務関係がしっかりしている医院
⇒就業規則がある
⇒雇用契約書を交わしている
⇒産休、育休の制度がある
⇒産休、育休を取得した先輩が2人以上いる
などをチェックし、3つ以上は満たされてればいいかと思います。