リコール率が低下している

リコール率が低下している 相談事例集

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相談内容

リコール率が低下している。
メンテナンスを8月頃から自費に移行したことによる患者離れが大きい。

3ヶ月に1回だった人を半年に1度にしていることも影響しているとみられる。
近年、患者さんを怒らせてしまったことなどもあり、スタッフも自費への移行がプレッシャーとなっている気がする。

当院では初診時にサリバテストを受けてもらい、その後、再評価なども行い、かなりしっかりした治療をしている自負がある。

にもかかわらず、リコール率だけでなく、そこまで医院が伸びていないのはなぜか?
現在、新患数が月30人前後、自費が月100万前後。医業収入は400万前後。

岩渕の回答

サリバテストを初診時に行うことで、かなり間口が広くなってしまっているのが根本的に大きな問題だと思います。

このやり方を止めるか、それとも、このやり方を継続するのであれば、もっと医院がそれだけの取組みをしていることを広い範囲に、かつ、深く周知することが重要かと思います。

ここまで、しっかりとこのやり方を継続してきているので、これを今更、引き返すのも難しいと思います。

であれば、もっとより広い範囲に、このやり方の素晴らしさを広げることが先ずは大事だと思います。HPを中心にしっかりとした情報提供を強化してみてください。

次に、大事なポイントはサリバテストは経営的に見ると、非常に採算が悪いということです。また、再評価などを行っていく際にも、かなり経営的には採算が悪化します。

現在は、このP処置をしっかり行い、口腔内の状態を改善することで終わってしまってるのではないかと思います。

もちろん、ここまでしっかりやるだけでも、相当に大変なことなので、そのお気持ちはよく分かるのですが、この後が大切です。

そこまで口腔内の状態が改善し、意識も上がった患者様にしっかりと自費のプレゼンを行い、自費率を引き上げていく。ここが今は弱いのだと思いますので、ここを強化し、自費率50%前後を目指していくことが重要かと思います。

素晴らしい取組をされてると思いますので、経営的にも安定させるために、頑張っていきましょう!

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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