私は院長夫人で歯科医師です。小児と矯正を担当してます。医業収入が上がらない。

私は院長夫人で歯科医師です。小児と矯正を担当してます。医業収入が上がらない。 相談事例集

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相談内容

私はある歯科医院の院長夫人で、私も歯科医師で、診療では主に小児と矯正を担当しています。私は毎日、朝から夕方まで診療に出ています。

医業収入が上がらない。
先月、先々月は約360万円。
うち矯正の自費が100万円とい構成です。

スタッフは皆、頑張ってくれてるのに、なかなか黒字にならない。
今月は矯正の契約の目途が立っておらず、このままでは赤字になってしまう。

現在、1日患者数21人前後、新患月60人前後、レセ200枚前後
ユニット3台 1台を院長、1台をDH、1台を初診と矯正・小児で使ってます。
最大4台まで可能です。

新たにスタッフを採用しないといけないでしょうか。
人が増えれば単純に医業収入は上がると思います。しかし、人件費も増すし、変なスタッフが入ったらと思うと、心配ですし、募集を出しても反応がない。

岩渕の回答

根本的な問題は院長が1台しか使ってないところです。
お話を聞いていると、かなり院長がこだわりの診療をしているようです。

院長が1日1台で10人前後しか患者さんを診てないのであれば、それは保険点数も伸びないし、自費もそんなに出てないのであれば、相当、採算が悪いことになります。

院長であれば1日30人は患者さんを診てもらわないと厳しい。
1日30人診れないのであれば、自費を多くする。
どちらかでなければ、単純に採算が悪いことをやってるだけになってしまいます。

ただ、だからといって院長を責めるわけにはいきません。
院長には院長のやりたい診療があるので、それを頭から否定してしまえば、院長先生と院長夫人の関係性が悪化してしまい、最も大切なものを失ってしまうかもしれません。

ですので、現段階でやるべきことは2つです。

1.1日患者数21人前後なので、先ず、このアポイントを増やすことです。
現状のユニットの使い方でも、
院長・・・15人
DH・・・10人
院長夫人・12人
合計37人

ここまでは伸ばせるはずです。
そうすることで、保険点数40万点ぐらいまでは行くはずです。

2.自費を増やすことです
院長のこだわりの診療は自費にシフトすることで初めて採算が合います。
自費にシフトするための投資ですが、このままでは心配なので、しっかりとTCを育成し、カウンセリングをしていくことが大事だと思います。

そして、矯正以外に自費100万円を最低ラインとしていく。
そうすることで自費が月200万を目指していく。

1と2で成果が出れば、月600万ぐらいまで伸ばすことが可能です。
1で患者数が増えていく中で4台目のユニットを入れていく。

そこで、院長の患者数を増やして行くのか、どうするのか検討の余地がありますが、月800万を目指していってはいかがでしょうか。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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