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去年、遂に開業することができました。
開業前から経営塾で歯科医院経営について学んでいたため、お蔭様で開業から半年経過しても新患数が月100名を超え続けています。
現在のスタッフ構成は
DH:常勤1 パート2
DA:常勤2
という体制で、1日患者数は約30名です。
スタッフからはかなり大変だという声が出ており、私からすると患者さんが来てるんだったら、残業してでもやるのが当たり前という感覚がありますが、スタッフからは「私たちは〇時までの契約なんで」と言われてしまいました。
現在は診療中にDHの業務記録などもつけており、診療中に全く生産性のないことをやることに対して抵抗があります。
しかし、常勤の歯科衛生士がキャリアが10年あり、「前の歯科医院ではこうだった」とか色々、言ってきます。
こちらとしても、かなり無理をさせてるということが分かってるのであまり強く言えず、どうしたら良いものかと悩んでいます。
最近のスタッフにとって、最も大事なことは「帰る時間」といっても過言ではないぐらいです。
帰るのが遅いというのは辞める可能性が高くなります。
なので、新患数が多いのは素晴らしいことですが、いくら新患数がいてもスタッフがいないことには診ることはできません。なので、午後の最後のアポイントは多少削る、急患枠を予め設けて診療が押さないようにしていくことが必要だと思います。
それによって、急患や新患を多少、取り逃したとしても、しょうがないと思ったほうが現段階では良いと思います。患者数が少ない医院であれば、どんどん入れていくべきですが、今はうれしい悩みを抱えているので、その悩みに対処することを優先したほうが良いかと思います。
また、衛生士の業務記録については診療時間内に書いてもらったほうが良いかと思います。
というよりも、アポイントの枠の中でしっかりと書いてもらうべきです。
それが技術不足などでできないのであれば、それは残って書いてもらうしかないですね。
そのためにはアポイントを45分ぐらいは確保したほうが良いかと思います。
また、根本的な問題ですが、一番大きな問題はスタッフ不足ということです。
ということは採用が最大の課題です。
開業して新患数が多くなると、院長自身が疲れ切ってしまって、採用への取組みが甘くなり、結局、採用できずにスタッフが疲弊してスタッフが辞めてしまうということが良くあります。
スタッフをしっかり採用し、キャリアが10年ある常勤歯科衛生士さんの言うことも今は「辞められたら困る」ということで本来なら、おかしい、突っぱねないといけないようなことでも受け入れざるを得ないような状況です。
いかに早く、この状況を脱するかが重要です。
この状況を脱しないことには、同じような悩みを抱え続けることになります。
それにしても、開業から半年たっても新患数月100名を超えつづけてるのは本当に凄いです。
開業成功おめでとうございます!開業1年前から経営塾に参加して開業失敗したケースはありませんから。
ただ、ここからが本当の勝負ですので、油断せずに頑張っていきましょう!