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スタッフへ注意するときにはどのような言い方にすれば良いのか?
どのようなタイミングで言えばよいのか?
内容によって院長・主任など、どのような立場の人がどのように言うのがベストか?
私が注意したスタッフに言い方が強いと思われてしまった。院長という立場の人は特に言動に注意しないと一言一言が重くスタッフに影響を与えるということを自覚していなかった。
部下を育成するためのノウハウ本を読んだり、コーチングを勉強する。
更に言い方に注意する。などをすれば良いのか?
最近は自分の言い方に注意しすぎてスタッフと会話するのが怖くなっている自分がいます。
言い方を強くしないように家庭でも24時間気をつけていたら、言葉数が少なくなりました。
そもそも、注意するのが面倒になってしまって、見ないふりをしてしまっている。
最近の若い女性スタッフは注意されたりすると、すぐに否定的に捉え、モチベーションがダウンしてしまいます。
言い方をどこまで気をつけたら良いのかキリがないぐらいです。
先ず、どのような先生であってもやったほうが良いと思われるのは診療中には注意しないということです。
診療中は先生自身も冷静でいるつもりでも、冷静に話ができるほどの時間的、精神的余裕がありません。
しかし、このように言うと「すぐに言わないと忘れてしまう」という先生が多いですが、それであればメモしておけば良いのです。それで、あとで診療が終わってから言ったほうが、自分も何をどう言えばいいかを考えて伝えることができるので冷静に話せるし、相手に伝わる確率が上がります。
また、「その場で言わないと相手も忘れてしまう」という先生がいますが、その日の診療後か翌日にでも伝えればほとんど問題ないはずです。また、自分自身でも1日考えて、それからどこまで伝えるべきなのかを考えたほうが、すぐに言って、スタッフのモチベーションが下がり、辞めてしまうよりずっと良いはずです。
また、伝える際には何が良くなかったのか、なぜ良くなかったのか、どうすれば良かったのか、これからどうするべきなのかをしっかり話したほうが良いかと思います。これらを全て話すには診療時間中では時間が足りないはずなのです。だからこそ、診療時間外に話すように、そして、これらを伝える内容を自分自身がしっかり考えてから話すことが重要ですね。
また、このように話をしたら、相手がこう思うのではないか、このように感じるのではないか?ということも考えてから話をすることが重要ですね。
後は、ある程度の医院になってきたら、院長ではなく、主任やチーフに伝えておいてもらうことも有効です。
全てを自分が言わないといけないという状況では医院は伸びていきません。
一番、望ましいのはそのような注意は幹部スタッフにしてもらい、院長自身はいつもニコニコしていることだと思います。
頑張っていきましょう!