父が矯正専門医だが、私はGPのため、どうやって矯正をマスターしたらいいか?

院内マーケティング

この相談事例は約 3 分で読めます

相談内容

父は矯正専門医、私は一般で父の医院を継承し、一般+矯正でリニューアルして開業しました。
父はあと5年で引退すると言っており、矯正を私にやらせたいがなかなか教える時間も取れず。

私も矯正患者をとって治療しているが父がいなくなるまでに十分自信が持てるようになりたい。

リニューアル前から父に矯正を学べば良かったが、経営的にうまくいっておらず、リニューアルするまで一緒に働くほど時間と症例がなかった。
その後、リニューアルしても私は院長業務や一般歯科の仕組みづくりで矯正に対してじっくり向き合わなかったこともよくなかった。

ありがたいことにリニューアルして1年で70名ほどの矯正契約となったが、90%は父の担当になっている。

岩渕の回答

これはお父様が矯正専門医というケースだけでなく、バイトで矯正専門医が来てくれてるケースでも同じことが言えます。
今後は矯正を院長ができることは歯科医院経営においても重要になっております。

また、Dr採用・教育という観点からも「この医院で勤めれば、矯正とインプラントを学べる」というのは医院の売りになります。
もちろん、その売りを作るまでに時間と労力はかかります。
しかし、そうして作り上げた売りだからこそ、他の医院との差別化にもなるわけです。

目先、すぐにお金にならないからといって、矯正にしっかり取り組むことを避けていると、いつまで経ってもできるようになりません。

しかし、今のような一般歯科治療もしながら、矯正治療もするとなると、どうしても患者さんの待ち時間、急患などに追われ、しっかり時間を確保して矯正治療をレクチャーしてもらうことができません。

このような場合、医院の休診日を矯正日にしてしまうのです。
その日は矯正患者さんしか診ない日にする。
そして、もともと、休診日ですから、先生の負担は増えます。

しかし、ある程度、労力をかけなければ矯正をマスターできないのは確かですから、これは将来への投資だと思ってやった方がいいです。
そして、医院休診日に矯正を集中的に入れて、お父さんと一緒に治療するわけです。
そこで、手取り足取り教えてもらう。

これをあと5年間やれば、かなり高い確率で矯正をマスターすることができるかと思います。
是非、やってみてください。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

現在、申込受付中のセミナー