この相談事例は約 4 分で読めます
今、緩やかですが、順調に売上が伸びています。そのなかで、ここからの成長が見えてないです。
スタッフは自主性があり、信頼できるスタッフが多いですが、なかなか本気で!という風になってもらえてない気がします。
また、自分たちのリーダーシップ力が低く、スタッフとの関係はいいのですが、肝心なことを言えていない気がします。スタッフの人数は適正なのか、みんな常にいろいろやってれますが、それぞれ時間が足りないように感じます。
現在、ユニット4台、週6診療
社員:DH1,DA2
パート:週5パートDA2、週3午前中とちょっとパートDH2
自分たちの関係性を悪くしないようにするために、注意をできにくいときがある。
パートさん、ママさんが多いこともある。
どのように伝えたらいいのか・・・
あと、家庭があると思うと負担がかけられないと思ってしまうことがある。
また、ホワイト企業になりたいと思うので、どこまでを時間外でやってもらうのがいいのか、みんなが受け入れてくれるのか分からないです。
先ず、大事なことはパートさんと社員さんで求めることをちゃんと分けたほうが良いということです。
院長先生によってはパートさんと社員さんは変わらない、時間が違うだけだとおっしゃる方もいます。
それはそれで、私ももちろん、賛成ですし、時間が違うだけだから、どんどんパートさんに活躍してもらいたいという考え方も分かります。
しかし、労務の世界はそれを認めてくれません。
ただでさえ、歯科医院は正社員DHとパートDHが診療中にやってることにほとんど違いがありません。
むしろ、経験があるパートDHさんの方が診療業務はレベルが高いことの方が多かったりします。
そうなると、もはや、労務の世界では同一労働同一賃金の考えをあてはめられて、正社員並みに賞与を支払わないといけなくなる可能性もあります(現時点ではそこまでは行きませんが)。
なので、パートの方にはしっかりと日々の診療を一生懸命、やってもらう。
正社員の人には診療だけでなく、診療以外の医院を良くするための業務、自分自身を成長させるための取組も頑張ってもらうというのが良いのではないでしょうか。
あまり、パートの人にそこまで求めると、負担がかかりすぎて、先生が危惧されるように辞めてしまうリスクが高まるかと思います。
歯科医院の場合、労働時間がそこまで長くなるということはなく、時間外の業務をさせることそのものが悪いのではなく、残業手当を払わないことが問題なので、そこをしっかりすれば、ホワイト企業になれるかと思います。
逆を言えば、家庭があっても、ママさんでも、時短とかではない、フルの常勤であれば、時間外業務や医院を良くするための取り組みなどをお願いしても全く問題ないかと思います。
あと1つ、今は子育て中だけど、子育てが落ち着いたら、社員として頑張りたいという方もいるので、そういう人が育つかどうかも重要ですね。
また、社員は若い女性スタッフであることが多く、なかなか、自分よりも断然、年上のパートさんが多い中で幹部として頑張れるかどうか難しい面もあります。
若い女性スタッフは結婚、妊娠、出産で止めてしまうことも多いので、常に次の幹部も育成し続けなければいけないという面もあります。
ただ、現状の医院をより伸ばしていくためには、幹部スタッフの育成は欠かせないと思うので、若い女性スタッフ、パートスタッフさんと両面で幹部を育成していくのが望ましいかと思いますので、頑張っていきましょう。