スタッフがお互いに言いたいことがあるのに言えないことが個人面談をしてわかった。

スタッフがお互いに言いたいことがあるのに言えないことが個人面談をしてわかった。 スタッフ教育

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相談内容

私は医院でチーフをしています。先日、スタッフに個人面談をしたら、お互いが言いたいことをいえてない状態だということがわかりました。

勤務医の先生が診療中にしてはいけないことをしていても、誰も何もいえない。「どうせ言っても変わらないし」「自分だって完璧じゃないし」と諦めてるようです。

勤務医の先生だけでなく、院長先生に対しても、同じようなことがあるようですし、スタッフ同士でもあるようです。本当に正しいと思うことが言えない環境は、どうにかしたいと考えているのですが、具体的な解決策が思いつきません。どうしたらいいですか?

岩渕の回答

これまでたくさんの歯科医院さんを見てきましたが、スタッフから勤務医の先生や、スタッフから院長に言いたいことがあるのに言えないというのはよくあることです。

しかし、これまで何回も伝えてきたいるのに、分かってくれない。
変わらないという場合、何回も伝えても逆効果になってしまうことがほとんどです。

勤務医の先生の場合、その先生がやる気があって自分自身を変えていこうという意思と行動が見える場合には伝えても良いと思います。

その場合も、スタッフから言うのではなく、院長先生から言うことが大切です。
スタッフからいわれても受け入れられるのが伸びる先生なのですが、そうではない先生がほとんどなので院長から言ってもらうことが大切です。

院長先生の場合は特に、3回から5回位同じとを言ってダメなら諦めましょう。悪い意味ではなく、院長を変えようと一生懸命、努力しても無駄な努力だからです。

それよりも、院長や勤務医の先生が変わりたくなるようなアプローチをすることが大事です。笑顔で接したり、プラスの言葉をかけることです。

また、スタッフ同士の言いたいことに関しては、3年目以上の中堅スタッフを育てることが大切です。中堅スタッフが育たないと、「これはきっと幹部の●●さんがやってくれるからいいや」といった雰囲気が院内に蔓延してしまいます。

中堅スタッフが育ち、自覚と責任感が芽生えることで、医院の中心となるスタッフが増えてきます。そうすると、中堅スタッフが院内で言いたいことを伝えてくれる役割を担ってくれるようになります。

中堅スタッフが育つことで医院は更に一段階、成長するのです。
3年目以降の中堅スタッフを医院の中心を担うスタッフに育てる3回シリーズの 実践型セミナー「歯科医院スーパースタッフ育成塾」の参加がオススメです。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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