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これから分院が開業する。
分院には隔週土曜日の午後に訪問する予定。
自分がどこまで分院に関わったらいいのか?
月1回のミーティングで分院の状況確認はするけど、分院長とのコミュニケーションなどはどうしたら良いか?
分院と本院との距離は車で高速を使って30分ぐらいです。
まず、分院にどのように関わるのがいいかですが、基本的には理事長は分院に関わらないのが一番です。
詳しくは「分院成功セミナーDVD」をご覧いただくのがいいかと思いますが、理事長は分院にどこまで関わった方がいいのかという答えは・・・
「関わらないのが一番」
です。
理事長が分院に関わらないといけないような分院は手間ばっかりかかって、非常に不安定ということになります。
もちろん、開業当初の数か月だけはそうするというのであればいいのですが、それをずっと続けていかないといけないよう分院ですと、理事長が分院に行ってる間に本院の医業収入も落ちる落ちるという本末転倒な状況になりかねません。
そうやって、次第に、本院と分院の医業収入を合計すると、分院開業前と変わらなかったということになりかねないのです。
理事長が行かなくても問題ないぐらいの分院を運営できないようであれば、やらない方がいいのです。
分院をやるのは誰でもできるのです。
分院を成功させ続けるのが難しいのです。
そのために大事なのは分院長の選定です。
分院長は本院で勤務歴が3年前後はある方を選んだ方がいいです。
本院が地域一番医院であるからこそ、分院を出そうと思っているはずなのです。
本院のやり方と考え方をしっかり踏襲した分院を作らなければ、その分院はまず、間違いなくうまくいきません。
そのためにも、分院長選びは非常に大事です。
そして、一方で分院長は診療だけしていればいいという仕組みづくりを法人として行うことが非常に重要です。
理事長は診療に関わるのではなく、仕組みづくりや人材採用、教育に深くかかわっていくのが分院成功の必須条件なのです。
次に、分院長とのコミュニケーションですが、分院長と理事長のコミュニケーションロスが起きて、誤解や不満がたまり、分院長が辞めるというのはよくあるケースです。
そうならないためにも、できるだけ頻繁に食事などを一緒にすること。
そして、何よりも分院長からもきちんと日報を出してもらい、状況を理事長も確認し、改善策を共に話し合っていくことが大事になります。
是非、そのような形で分院をしっかり運営していきましょう。