この相談事例は約 3 分で読めます
理想のリーダー像とは?
理想のリーダー。かなり難しいテーマですね。
私自身も模索しているところです。
しかし、歯科医院経営をしていくうえでは、以下の要素を兼ね備えている人が理想のリーダーではないかなと思います。
・高い治療技術を持っている
⇒やはり、高い治療技術がなければ、患者様も、スタッフもついてきません。
そして、歯科医師は高い治療技術が身につけらるということで勤務先を選びます。
院長自身に高い治療技術がなければ、勤務医の先生を採用し、育成し、長い期間勤めてくれるのは難しくなると思います。
・「この人のためなら頑張ろう!」と思ってもらえるだけの人を引き付ける力がある
⇒院長一人でできることには明らかに限りがあります。後は、どれだけ医院が伸びるかどうかは他の人の力を借りることができるかどうかです。
「この人のためだったら、頑張ろう!」と思ってもらえるだけの力があれば、どれだけ多くのスタッフ、勤務医の先生がやる気になり、組織が成長するか分かりません。
・優秀な人を採用する力がある
⇒もしかしたら、理想のリーダーに必要とされる力で、実はこの力が一番、重要なのかもしれません。優秀な人を採用することができれば、組織はどこまでも成長することができます。
もちろん、優秀な人を採用するにはリーダー自身に魅力がなければ、採用はできません。ただ、大事なことは歯科医師として優れた技術があることと、人を採用する力は全く別物だということです。
採用は常に第二領域であり、目先のことではなく、長期的な医院の発展のために行動しないといけません。しかも、行動したとしても採用になるかどうかは全く分かりません。
そういう意味では、採用のために色々とやろうと考え、行動できることも大事なんですが、本当は人づきあいが好きだったり、後輩の面倒見がいいということがベストなんだと思います。
そのような人は多くの場合、優秀な人を採用する力が高いと思います。
・新患を集めるマーケティング力がある
⇒新患が多いということは1日の患者数が多いということになります。いくら人がいても患者さんがいないことには話になりません。
新患を集める力は理想のリーダーには欠かせないものだと思います。
・必要な患者様に自費を提案し、自費にする力がある
⇒自費のカウンセリングはTCにも任せられますが、やはり、院長自身が高いカウンセリング力を有していなければ、医院全体が高い自費率を実現することは難しくなります。