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現在、1日患者数が40-45人で、多いときで50人ぐらい。
1ヶ月の新患は45人ぐらいです。
現在、平日は20時まで(土曜は17時まで)診療しています。
20時までではなく、19時までの診療にしたいのですが、どうしたら診療時間を短くできるでしょうか?
今後、衛生士やアシスタントの採用を考えると、診療時間が早く終わることが有利だと思っています。
今後は歯科衛生士、歯科助手の採用が今よりも難しくなっていくことは明らかだと思います。
そのような状況下で、診療時間が遅いというのは患者様にとっては利便性が高いので良いとしても、歯科衛生士さんからすればマイナス以外の何物でもありません。
ですので、今後の医院の長期的な発展、安定性から考えれば、診療時間を早くするのはとても良いことだと思います。
では、どうしたら診療時間を早くすることができるか?
ある意味、簡単です。
やろうと思えば、今すぐにでも出来ます。
しかし、診療時間が短くなれば、それだけ診療時間が減るので医業収入が減ってしまいます。
ですので、診療時間の終わりは早くするにしても、トータルの診療時間は変わらないようにすることが必要です。
例えば、
・診療開始時間を早くする
・お昼の休憩時間を短くする
これだけでも1日1時間の診療時間を確保することが可能です。
診療開始時間を30分早める
+
お昼の休憩時間を30分短くする
これで1時間の診療時間を確保できました。
しかし、これだけでは診療時間を短くする不安は解消されません。
なぜなら、19時から20時までの間に患者様が結構、来院されるからです。
しかし、この時間帯はキャンセルや中断が多いのも事実。
利便性優先の患者様とはいえ、全ていなくなってしまっては医院経営には大打撃です。19時以降の患者様が全ていなくなってしまったとしても、それを補うだけの新患を確保できるだけのマーケティング力が重要になります。
つまり、診療時間を短くするには、少なくなった夜の時間帯分を補うだけのマーケティング力を磨かなければ、単に患者数が下がっただけという結果になりかねませんのでご注意ください。