この相談事例は約 3 分で読めます
色々な企画を行うが、やりっぱなしで「やめるシステム」がなく自然消滅してしまう。現在、ミーティングなどは特に行っていません。せっかくたくさんの取り組み、やったらいいなと思うことなど、いろいろ実践はしているのですが・・・このままでは定着しないことが定着してしまいそうで困っています。どのようにして取り組みの定着をすればいいのでしょうか。
先ずは、現在、取組んでいることを一覧にすることをオススメします。
いわゆる「見える化」ですね。
ホワイトボードなどをアスクルで良いので購入して待合室におきます。
そこに現在、取組んでいることを記入し、進捗状況、課題、解決策、検討事項などを書き足していきます。
このようなホワイトボードがあれば、スタッフの皆さんも休憩時間中にその内容を目にして「そういえば、これって、もっとこうした方が良くない?」などの意見が出てくるかも知れません。
もしくは、「これって、こういう場合、どうすれば良いんだろうね?」という疑問が出てくる場合もあると思います。実は、院内での取組みはこのような「こういう場合、どうしたらいいの?」という疑問がそのまま放置され、解決されないまま、取り組み自体が消滅してしまうことも多いのです。
なので、そうならないためにも、ホワイトボードにどんどん書いていって、定期的にホワイトボードの進捗状況を確認することが重要です。
できれば、週1回もしくは2週間に1回でも良いのでミーティングをすることをオススメします。それが難しいのであれば、朝礼や終礼の時間を15分ぐらいとって、そこでホワイトボードを確認していくのでも良いと思います。
是非、そのような形で取組みの進捗状況を確認できるようにすることと、定期的に取り組みを確認、改善していくタイミングを作ることをオススメします。スタッフ達がみんなで取り組み、その結果を振り返り、改善を加えてさらに実践していく。その最中に、院長先生のチェックが入ることで、悪気がなく止まってしまっていることにも早く気づき、再始動させていく。それらを繰り返していくうちに、自然と医院内に取り組む仕組みが出来上がり、チェックする流れができ、スタッフ達からも活発な意見交換が生まれてくるでしょう。そのころには、定着することが定着するような、理想の組織が出来上がっているはずです。すぐには実現しないかもしれませんが、全力で取り組む価値のある実践となります。
頑張っていきましょう!