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>日々の診療のストレスを良くないと分かっていても、どうしても睡眠、食事、
>怒りによって発散してしまう。
>
>岩渕さんを見ていると、いつもどうやって、セルフコントロールをできている
>のかと不思議でしょうがない。是非、どうやってセルフコントロールをしてい
>るのか教えてほしい。
>
>最近は食事を食べ過ぎて太ってしまい、今後、病気なども心配です。
私自身、セルフコントロールが完璧だなんて全く、思っていません。
全然、まだまだです。
まず、日頃の疲れやストレス、イライラを睡眠で発散するのはとてもいいことだと私は思っています。寝不足のまま、色んなことを考えても、いい考えは浮かびません。
しっかりと考えて、それでも答えが出ないことは寝ながら考える。その方がいい答えに到達するように思っています。
ただ、お酒を飲んで寝るのはどうかと思います。というのは、お酒を飲んでしまうと脳が思考停止に陥ってしまいます。脳は寝てる間に、いろんな情報を整理してくれます。つまり、自分の考えをまとめてくれているわけです。
それなのに、お酒を飲んでしまうと、その考えをまとめる機能を止めてしまうので、せっかく長い時間寝ても、考えがまとまらないと思われます。
食べ過ぎを防いだり、体型維持、病気の予防のためにはライザップなどのパーソナルトレーニングを受けることをオススメします。そうすれば、自然と食事制限を厳しく課せられますし、自分自身が筋トレすることによって自分をコントロールしているという自信がつきます。
また、運動することによってイライラも完全にではありませんが、ある程度、減るはずです。それは名著『脳を鍛えるには運動しかない』でも証明されています。
ただ、そうはいっても、日々の診療の中でのイライラは絶対に解消されません。私にも、そういうものはあります。しかし、一番、良くないのはイライラした状態でスタッフにそのイライラをぶつけてしまうことです。
誰かがミスをした、誰かが嫌な態度を取る
そんなことについて、診療中に話をしても、全くいい事は起こりません。
先ずは、診療中に本人に話すことを止めましょう。
次に、そのことについて、できるだけ客観的な意見を聞くことをオススメします。この時にベストなのが院長夫人に相談することです。
私自身も、日々、色んなことがあったときに、妻の泉に逐一、相談しています。それで、「客観的に見て、どう思う?」と意見を聞きます。
既に自分自身は感情的になり、客観的になれてませんから、会社にとって一番いい答えはなんなのかを教えてもらうのです。そして、それに従うのです。
たとえ、そのときに、自分に味方してくれなくても、「お前は誰の味方なんだ?」と思わないことです。院長夫人は客観的に見て、言ってくれてるのです。
その意見をしっかり受け入れることが大事です。
歯科医院で自分に意見してくれる人なんて、基本、いません。
院長夫人しか、言ってくれる人はいないのです。
その言葉を聴けなくなったら、どんどんワンマン経営への道を突き進むことになってしまいます。
ワンマン経営の先にあるのは孤独と失望です。
最高のセルフコントロールは院長夫人に相談することだと私は思います。是非、やってみてください。