現在50歳。医院を移転すべきかどうか?

現在50歳。医院を移転すべきかどうか? 労務・人事評価・採用

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相談内容

現在50歳。これ以上、医院にチェアーを増設できるスペースがないので近くに築30年の鉄筋コンクリートの空き店舗があるが、耐用年数からみて改築しても10-20年が限界かと思われます。

医院を移転・改築しても10-20年後に建て直しなどとなると借入金など返済できないかもしれない。
現在、20才と16才の子供がいて、下の子が歯学部への進学を希望してくれている。
現在、自己資金はほとんどない。

岩渕の回答

先ず、明らかな事実から考えてみましょう。
下の子が私立の歯学部に進学した場合、6年間で最低3千万円ぐらいは考えておかないといけません。

そして、65歳で引退したとして、そこからの老後の資金が少なくとも1億円は必要です。
そうなると、あと1億3千万円は資金が必要になってきます。

現在、自己資金がゼロだと考えると、50歳からまた移転、改装の費用を考えるよりは、今の医院で最大限の医業収入と資産形成をすることを考えたほうが良いかと思います。

また、お子さんが医院を継承してくれるかどうかも未知数です。
仮に、継承してくれたとしても、そこはお子さんの好きなようにさせてあげたほうが良いと思います。
好きなようにさせてあげるためにも、医院にお金がなければ、それもできません。

なので、先生としては移転してもっと拡張していきたいという気持ちはとてもよく分かるのですが、ここは移転せずに今の医院でできることを最大限やり、資産形成していくことをオススメします。

回答者プロフィール

岩渕 龍正
岩渕 龍正
歯科医院地域一番実践会 代表
歯科医院の移転、リニューアルの際の図面作成には絶対の自信を持つ。
現在は、年間医業収入1億円以上の医院が3億円を目指すための仕組みづくり、組織作りに力を入れている。
歯科界での突出した実績は歯科業界以外からも注目を浴びている。
近年は夫婦で医院経営も家庭も成功させる「夫婦経営成功」にも力を入れている。

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