第16期 歯科医院スーパーTC育成塾 第2回 開催レポート

第16期 歯科医院スーパーTC育成塾 第2回 開催レポート

2024年4月3日・4日に大阪会場と東京会場で歯科医院スーパーTC育成塾 第16期 第2回が開催されました。

9割近くの参加者が課題を全て提出し、また、質の高い報告書も数多く見受けられました。その中でも素晴らしい報告書に関しては、他の参加者の方にも参考としてもらえるよう、冊子としてお配りしているので、ぜひ、全て読み込んで頂き、実践できる内容や工夫は医院に取り組んで頂けると嬉しいです。

子どもが言葉を覚えるのと一緒で物事が上達する最初のステップは真似ることからスタートします。ぜひ、素晴らしい取り組みを真似て、医院に昇華してください。

また、例年同様にセミナー開始すぐに、第1回の復習も兼ねた15分間のテストを行って頂きました。明確な目的を持ってセミナーに参加している人が多いので、正答率も高く、とても嬉しく感じています。

では、第2回の報告をしたいと思います。

第1講座


第2回の第1講座は講師の中澤より、セカンドカウンセリングの目的、ポイント、流れ、事前準備、そして実際のセカンドカウンセリングに使用されている説明スライドを活用しながら解説をしています。

前回の初診カウンセリングとは異なり、セカンドカウンセリングは“伝える”ことが中心となるカウンセリングです。

検査結果を通して現状の口腔内をしてもらい、治療計画を通して今後どのような治療が必要なのかを理解してもらいます。加えて、治療が終了したらそこで終わりなのでなく、定期健診(メインテナンス)が如何に必要なのかも伝える場でもあります。

初診カウンセリング並びにセカンドカウンセリングを導入することで、キャンセル率や治療中断率を著しく下げたり、定期健診に繋がる患者さんを増やしたり、また、デンタルIQも必然と上がるので自由診療を選択する患者さんも自ずと増えます。とても重要なカウンセリングになります。

第1講座の終盤には、実際のセカンドカウンセリングの音声や動画(セリフを書き起こしたものをテキストにつけています)を確認し、さらに深めるためにロールプレイも行いました。

テキストにトークスクリプトもあるので、後日に復習することも容易です。医院に戻ってからも、ぜひ、取り組んで頂きたいです。

第2講座


第2講座は講師の萩原から「補綴カウンセリングの基礎」についてお伝えしました。自由診療に対する考え方、知識をインプットすることの必要性、補綴カウンセリングを行なう時の考え方(マインドセット)、どのようなツールが必要で、どのように使用するのかなど詳しい内容について解説しました。

実践会で大事にしているのは、単に自由診療が増え、医業収入アップに繋がる補綴カウンセリングでなく、患者さんが納得した上で意思決定ができるような補綴カウンセリングを目指しています。ぜひ、解説の概要だけでなく、細部まで話を聞き、その工夫を医院で落とし込んでくれると嬉しいです。


一通り、補綴カウンセリングについて説明した後は実際に補綴カウンセリングを行っている動画を視聴して頂き、その上でロールプレイングを行いました。

まだ一度もやったことのない方にはハードルが高く感じますが、実際ロールプレイングでやってみると、「自分でもできる」という実感を得て頂けると思います。セミナー内でアウトプットすることで医院に戻っていざ行なう時のハードルがぐっと下がりますね。

次回は最終回となります。今回も理解を深めるための課題がいくつかあります。日々の診療を勤めながら、課題に取り組むのは大変な部分もあるかと思います。ですが、どの課題も実践に結びつくものばかりです。きっと皆さんの成長に繋がります。2ヶ月後、さらに成長した姿を拝見できることを楽しみにしております。

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