スーパースタッフが行うべき、院長とスタッフ達をつなぐ方法とは?
歯科医院スーパースタッフ育成塾 第2回 開催レポート
まだまだ新型コロナウィルスの影響があるため、今回も通常の会場参加と、ZOOMによるオンライン参加を並行して行っています。
みなさんには、たくさんの宿題に取り組んでいただいたかと思います。それらの内容は、課題に取り組むことで医院全体を活性化し、さらに自分自身を成長させることのできるものとなっています。
セミナー開催前の演習でも、それぞれがどのように成長したのか、そこから医院全体がどのように変化したのかを話し合っていました。
このセミナーは、参加者一人だけが変わるのではなく、全体を巻き込んでいきながら、医院も一緒に成長できるセミナーなのです。
第一講座
第一講座では、面談についてお話しています。
みなさんは「面談」を知っていますか?
もちろん、ご存知かと思いますが、その面談を行うための「意味」や、「重要性」について、しっかりとした説明ができる人は少ないと思います。
それらを知らずに面談をすると、
・ただなんとなく日常会話をしただけ
・話すことがわからず、無言の時間が多い
・ついつい先延ばしに、忘れてしまう
こういったことが起きてしまいます。
面談ではその人のこれからの目標を一緒に決め、乗り越えるべき問題を明確にしながら、モチベーションを高めて、目標達成をフォローしてあげる場です。その中で信頼関係も深まっていくので、スーパースタッフとしては非常に重要な項目となっております。
そのことを理解し、実践のポイントを盛り込んでいけば、面談相手の成長度合いは激的に変化していきます。
第二講座
この第2回では、ゲスト講師をお呼びし、実際にスーパースタッフとして医院で働いている方のお話を皆さんへお届けしています。
今回は、鹿児島県 さこだ歯科医院のマネージャー 伊黒 香織さんにお話いただきました。
伊黒さんは衛生士でありながら、医院のマネージャーであり、医療法人の理事も務めていらっしゃいます。それはつまり、衛生士としての業務だけでなく、スタッフ教育、スタッフ採用、仕組み化、勤務医教育などなど、医院の中枢を担うポジションで働いています。
まさしく、スーパースタッフと言える存在です。
もちろん、ここまで成長するためには、たくさんの苦労、試練がありました。それらに正面から立ち向かい、乗り越え、院長と、スタッフとの信頼関係を育て続けた結果が、現在の理事というポジションなんだと思います。
スタッフから経営者レベルの視点を持って院長先生を支える立場になるということ。これこそが、みなさんがこれから目指していく、スーパースタッフとしての道筋だと思います。
第三講座
第三講座は、「院長先生との関係構築方法」と「歯科医院経営数値マスター講座」です。
医院をより成長させていくためには、医院をひとつにしていくことが重要です。そのために重要なのが、信頼関係を構築していくことです。
ゲスト講師のお話にもあったように、院長とスタッフに信頼関係がないと、医院全体で取り組むべきプロジェクトや、新人スタッフと院長先生の考え方のギャップが埋まらないなど、様々な問題が発生します。
そのために、スーパースタッフであるみなさんが、医院の潤滑油として、院内の関係性をより良くしていければ、非常に大きなプラスになるのです。
もちろん、まずはスーパースタッフであるみなさんが、院長の考えをしっかりと理解しなければいけません。
経営者は孤独です。それでも、患者様のため、スタッフのために全力でがんばっているのです。院長先生が普段、どれだけがんばっているのか、どれだけ勉強しているのか、どれだけリスクを負って医院を継続してくれているのか、といった部分も理解してあげてください。そうすることで、医院がひとつにまとまっていくことでしょう。
さらに、経営をしていく上で必要不可欠な、医院数値についても、この講座お伝えしています。どんな仕事にしても、目標を決めることはとても重要です。そしてそれらは、数値化することで、明確なものになります。
しかし、多くの歯科医院では、スタッフがそれらの数値をチェックできていません。それどころか、気にしたことすらないこともあります。
スーパースタッフはこれから医院の中心になっていくスタッフです。なので、当然、医院の目標を知っておくべきだし、そこを達成するためには日々どうすればよいのか考えていく必要があります。
どんな業界でも、強いチームは目指す目標が一致しています。そのためには、自分達が今、どんな状況で、あとどれくらい頑張る必要があるのかを明確にしているのです。
以上が第2回の講座内容です。
今年のスーパースタッフ育成塾も次回が最終回です。皆様からのたくさんの宿題、お待ちしております!